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《S/N : S氏がもしAI作曲家に代作させていたとしたら What If AI Composed for Mr. S?》
S/N : S氏がもしAI作曲家に代作させていたとしたら What If AI Composed for Mr. S?
通常価格
¥5,500
《S/N : S氏がもしAI作曲家に代作させていたとしたら What If AI Composed for Mr. S?》
発行 : 人工知能美学芸術研究会
特別協力 : ゲーテ・インスティトゥート大阪・京都
ページ数 : 448p / 廃盤中古CD《HIROSHIMA》付録
サイズ : 124mm×140mm
発行年 : 2021年
言語 : 日/英
コンディション : S (新品)
価格 : ¥5,500円(税込 / 送料別)
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本書は21世紀前半の創作と鑑賞の密かな歪みから読み取れる、芸術と美学のある種の本質に迫ろうとするものである。扱う題材は、2014年に世間を騒がせた、佐村河内守(S氏)と新垣隆(N氏)による「ゴーストライター事件」である。前提される時代的要因は、2012年以降、第3次ブームと呼ばれて躍進を見せた、「人工知能」(AI)という技術あるいは他者である。ゴーストライター事件においては、芸術家という一個人に帰せられるはずの近代的な「作曲=創作」が、「音符は書かないが指示書を書くS氏の創作」と、「指示書から音符を書くN氏の創作」の二つに分断(S/N)されていた。代作という語が示すように、世間常識的にはこの場合の実際の創作は、音符を書いたN氏に帰せられるものであろう。ところが近年のAIによる自動作曲技術は、役割分担的にはN氏の創作性を代替するものであって、S氏のそれではない。ここから、「S氏がもしAI作曲家に代作させていたとしたら」という問いが生ずる。本書には、この問いに対する各界の識者33名の応答が所収されている。
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目次
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- コンセプト
- 展示写真(The Container Gallery)
- 指示書
- 序
《 第1章 平成の墓石 》
- 吉松隆|隠響堂日記
- コラム 1
- 片山杜秀|佐村河内守と麻原彰晃
- 渋谷慶一郎|モダニズムの矜持と「S/N」問題
《 第2章 音楽(一般)》
- 長木誠司|2011年初夏のあるレコード会社とのやりとり(抄)〜「許容範囲ではありましょう」
- 三枝成彰|作曲AIは、感動を生み出せるのか?
- 沼野雄司|N氏がもしも楽譜作成ソフトを使っていたとしたら:作曲するとはどういうことか
- 五十嵐玄|黒衣の使者と、最後のファウスト
- 鈴木淳史|麗しきロマン派の呪縛よ
- 平石博一|S氏からN氏への指示書の周辺
- 中川俊郎|「8つの音響詩」...音読(歌唱)または黙読のための
《 第3章 音楽(AI)》
- 古川 聖|もしAI作曲家が和声学のレッスンを受けたら
- 大村英史|シンギュラリティ:N氏がもしAIから代作させられていたとしたら
- 土屋 雄|こころの素描
- 川島素晴|AI作曲家は成立するか
- 足立智美|AIと捏造
- 徳井直生|S氏がもしAI作曲家に代作させていたとしたら:作曲と音楽作品の未来像
- コラム 2
ほか
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ISBN : 978-4-9902903-8-2