書棚をサーキットベンディングする
BOOK FAIR
書棚をサーキットベンディングする
——『フリードリヒ・キットラーの理論』から始まる書棚探検
梅田拓也 『フリードリヒ・キットラーの理論』(東京大学出版会)刊行記念
04.18(Sat) - 05.31(Sun)フリードリヒ・キットラー(1943-2011)は、戦後ドイツで活躍した研究者・批評家です。文学、芸術、思想といった多様な文化的対象を、それらに関わる技術の観点から捉え直したことで知られています。
彼の議論を体系的にまとめた本邦初のモノグラフが、『フリードリヒ・キットラーの理論──筆記、感覚、数』です。
このブックフェアでは、KIKA booksの書棚に並ぶ本の中から、キットラーの議論をより深く理解するための著作、そしてその思考をさらに発展させるための著作を選びました。
電子工作を趣味としていたキットラーは、シンセサイザーの回路と回路を結びつけるなかで、自身のメディア理論を構築しました。そのように、書棚にある本と本を結びつけながら、新たな知を生み出してみませんか。
著者情報
梅田 拓也(うめだ・たくや)
テクノロジーと社会がどのように関わり合っているのかを、哲学・文化理論・社会学の視点から考えています。特に、コンピュータ、インターネット、スマートフォン、生成AIなどのデジタルメディアが、人びとにどのように受け入れられてきたのかに関心があります。また、こうした技術の「新しさ」が強調される一方で、見えにくくなった多様なあり方や失われた可能性を、あらためて捉え直す方法を探っています。
著者略歴
1992年京都生まれ。龍谷大学講師。専門はメディア研究、思想史、社会学。博士(社会情報学)。学術雑誌『メディウム』編集。著書に『フリードリヒ・キットラーの理論:筆記、感覚、数』(東京大学出版会)。共著に『技術と文化のメディア論』(ナカニシヤ出版)、『ポストメディアセオリーズ: メディア研究の新展開』(ミネルヴァ書房)。共訳書に『メディア考古学とは何か?:デジタル時代のメディア文化研究』(東京大学出版会)。