
シェリング政治哲学研究序説: 反政治の黙示録を書く者
《 シェリング政治哲学研究序説: 反政治の黙示録を書く者 》
シェリングは時代の大変換期にあたって、かれなりの仕方で時代に政治的に介入したのだ。本書では、かれの特異な政治性を「反政治Antipolitik」と呼びたい――これは「非政治的unpolitisch」と区別される。その含意については本書の序論で詳しく述べるが、さしあたり重要なのは、法や国家による支配が人間生活に浸透していくことを積極的に制限しようとする営為である、ということだ。そしてそれは、政治に支配されないための(メタ)政治とも言い換えられよう。(本書より)
著者 : 中村徳人
出版 : 人文書院
ページ数 : 350p
サイズ : 195mm
発行年 : 2025年 / 初版
金額 : 3,200円+税
コンディション : 新品
目次
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まえがき 反政治神学としての哲学と宗教—なぜいまシェリングか?
序論 正統と革命のはざまに立つシェリング—先行研究の整理
第1節 シェリングにとって「政治」とは?
第2節 非政治的思想家、あるいは反動保守的な思想家としての評価(1950年代〜60年代前半)
第3節 唯物論や青年ヘーゲル派との関係で見た評価(1960年代後半〜80年代後半)
第4節 シェリングそれ自体へ!—神学院時代と三月革命への注目(1990年代)
第5節 シェリング政治思想の固有性について—反政治と政治神学(2000〜2010年代)
第6節 三つの主要テーゼと本論の全体構成
第1章 新しい神話とその前史—若き日のシェリングを取り巻く言説状況
第1節 シェリングの生涯小史
1 最初期:誕生からテュービンゲン神学院時代まで(1775〜1790年頃)
2 初期:論壇デビューからテュービンゲン神学院時代まで(1775〜1790年頃)
3 中期:『諸世界時代』の挫折から積極哲学の開始、そしてベルリンへ(1809~40年)
4 後期:『ベルリンにおける『神話の哲学』と『啓示の哲学』の構築(1841〜54年)
…ほか
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ISBN : 978-4409031377